この6年を振り返る⑥~医療費やお金のこと

一家の大黒柱が大病を患い仕事が出来なくなってしまた時、心配事は尽きませんが本人が治療する為、そして本人と家族が生きて行く為に不可欠なのは「お金」。

高額療養費制度だったり任意保険があったとしても、それなりにお金はかかります。

 

夫の場合、トータル約200日の入院と一時退院中の医療費(高額療養費制度適用後)で約100万円かかりました。

医療費以外にも、身の回りの消耗品や衛生用品、飲料や嗜好品、冷蔵庫の使用料金。
夫はノートパソコンを持込(病院から有線LANを借りてネット接続)していたので、ほとんどテレビは使用しませんでしたがテレビの利用料金。

洗濯は、私が毎日面会に行っていたのでその都度洗濯物を持ち帰り自宅で洗濯していましたが、そうでなければ本人がコインランドリーで洗濯乾燥する事になっていたでしょうから、そうなると1回4~600円くらいはかかるのかな…

家族が面会へ行く為のガソリン代や駐車場代など、なんだかんだ費用がかさみます。

 

完全退院後は1回の通院(遺伝子マーカーを含む血液検査)で約1万円。
年数が経過するごとに通院間隔は空いていきましたが、最初の2年は毎月通院。
年間約12万円。骨髄検査は年1回で確か3万円くらい。

ざっくりと夫に関わる出費はこんな感じです。

 

このように夫が入院闘病している一方、もちろん家族も生活しているわけですから、家族の生活費もかかります。

 

退院後もそれなりに食材に気を配ったり、辛い治療を頑張って乗り越えた分たくさん楽しんで欲しいからお出掛けしてみたり。

 

でもそのどれもお金がないとどうにもならないんです。

そこで最も大切なのは、もしもの時の保険と貯蓄。

任意保険は今、いるいらない論争がネット上ではよく巻き起こっていますが、私個人としては十分な貯蓄がないなら保険は必要と思っています。

私も保険にそこまで詳しくありませんが、ネット上で見かける保険加入不必要派の意見を見ると、「公的補助(高額療養費制度など)があるし、今時、癌でも入院日数が短くなっているから高い保険料払うくらいならその分貯蓄しておけば良い」というような感じだった気がします。(※死亡保険・医療保険・がん保険どの保険を指しての事かは不明)

確かに高額療養費制度があり上限金額が決まっているにせよ、保険適用外の部分はそこに含まれませんし、先にも書いた通り医療費以外にも必要経費はかかってきます。

また、確かに癌でも入院期間が短くなっているかもしれないけど、血液の癌のように長期入院治療が必要なものだってあります。

退院したからと言ってすぐに仕事復帰出来るとも限りません。

その辺はやはり経験してみないとわからない事だし、全員がこのような経験を必ずするわけでもない。

だからもしもの時の保険はあくまで安心を買っている。よく言われる言葉です。本当にその通りだと思います。

 

夫はがん保険に入っていませんでした。

入っていたのは生命保険とそれに付いていた入院保障のみ。通院はついていません。

不幸中の幸い、入院期間の長い癌だったからまとまったお金をいただけました。
これがもし、短期入院→通院治療だったらゾッとします。

我が家はいわゆる生活防衛費(収入がなくなってもある程度の期間生活が出来る費用)分の貯蓄はありましたし、夫のお給料は減額でしたが一定期間を限度にいただけてましたし、私も夫が癌になった時までフルで働いていましたから、当面の金銭面の心配は実質的にはありませんでした。

それでも、お金の不安は消えませんでしたね。

白血病の場合、治療が終了してから3ヶ月くらいで再発してしまう人もいますし、万が一夫がそのパターンになった場合、またここからさらに会社にお休みをいただいて…
でもそうなるともうお給料は0になるし、ある程度の休職期間を経過すると自動的に退職となってしまうし…

がん保険に入っていれば100万円いただけてたのに…とか思ってました。

そして、治療を頑張っている夫にも余計なお金の心配などさせずにいられたのにな…なんて思っていました。

 

お金は大事。

 

その一言に尽きます。

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