この6年を振り返る③~信頼できる主治医との出会い

6年を振り返る
転院したがんセンターで夫の主治医になったのは、血液内科(実際の正式名称は違います)の偉い方でした。
主治医との初面談で、改めて病名やこれからの治療方針等の説明を受けました。
まずここで驚き。
とにかく説明がわかりやすいのです。
私たち一般人には専門用語は難しすぎます。
説明を聞いていても難しい言葉が出てきて、疑問に思いつつも一方的に説明終了という事がわりと多いかと思います。
ですが夫の主治医の説明は、私たち一般人でもわかりやすいようにゆっくりと話をかみ砕いて、さらには例えを用意して説明してくれるのです。
びっくりするくらいすんなりと頭に入ってきます。
相手の立場にそってくれる、考えてくれる人です。
後々、骨髄移植が視野に入ってしまった時も面談を設け、さらにわからない事や不安なことがあれば何度でも面談しますよと言ってくれる、そんな主治医です。
最後の抗がん剤治療の時には敗血症となり、主治医の見通しよりも回復が遅くなってしまった時には、「見通しが甘かったです。ごめんなさい。」と謝罪されました。
そんな敗血症のさ中で夫は誕生日を迎えていましたが、1週間ほど経ってから全員回診(週1回、血液内科の先生全員で回診)の時に、「誕生日でしたね!」と、全員でハッピーバースデーを歌ってくれました(笑)個室だったからかな(笑)
主治医以外も温かい先生が多いです。
休日は主治医以外の当直の先生が回診に来ますが、ある時、血液検査の結果次第で一時退院という時期で夫も気にしていました。
血液検査は基本的に月・水・金だけなので、土日を挟めばまた一時退院が遠のきます。
それに気づいてくれた当直だった先生が、休日に血液検査をわざわざ入れてくれました。
結局、血液の中身が退院できるほど回復しておらず一時退院出来なかったんですけどね・・・。
そういった気を回してくれるスタッフが多いのも、この病院に転院して良かったなと思いました。
そして患者の家族にもフォローもしてくれます。
私はほぼ毎日面会に行っていました。
夕方の回診で会うので、主治医ももちろん知っているし、多分病棟カンファレンスでも「奥さん毎日来てます」的なこと言われてたんじゃないかな(笑)
ある日、夫の病室へ行く手前で主治医に会った時、「毎日大丈夫ですか?大変じゃないですか?」って声をかけてくれました。
その時はちょっと嬉しかったですよね。
患者の家族にもそうやって声をかけてくれるんだっていう感動。
自分のことを労ってくれる人がいるっていう感じ。
退院後の通院の時も、血液検査の数値を見つつ毎回、「奥様のお陰ですね」と言ってくれるんです。
いつもいつも柔らかい口調でそうやって言ってくれます。
治療、見立て、処方、全てにおいてこの先生に任せておけば大丈夫!そういった安心感があります。
こうやって心から信頼できる主治医に出会える確率ってそう多くはないと思います。
夫の「強運」ここでも発揮です。
この6年を振り返る④へ続く。

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